花粉症の人は昔はいなかったって本当ですか?
暖かくなってくると、ウキウキする反面、憂鬱な方もいますよね…
花粉症ですね、年々酷くなってる気がします…
ですが年配の人のなかには、昔は花粉症なんてなかったという人もいます。
かつて花粉症はほとんど発症する人がいない珍しい病気だったそうです!
ではなぜ今、花粉症は多くの人を苦しめる国民病になってしまったのでしょう…?
国立環境研究所の2005年に書かれたレポートにこんな記載があったようです。
『20~30年前は、スギ花粉を吸入しても、アレルギー症状は引き起こさないものと考えられていました』
このレポートは次のように述べています。
『スギ花粉がきれいな状態では鼻にアレルギー症状を誘発するようには働かない』
きれいなスギ花粉とは、森のなかに立っている杉が出したばかりの花粉のことです。
きれいな花粉はアレルギー症状(花粉症)を誘発しない、ということは、つまり汚れた花粉が花粉症を誘発する、ということです。
花粉は、衝撃を受けると破裂してしまい、アレルゲン物質を放出します。
アレルゲン物質の大きさは非常に小さく、呼吸器深部に入ることができ、花粉症の症状を引き起こします。
つまり花粉症は、衝撃を受けて破裂した花粉によって引き起こされる、といえます。
花粉に衝撃を与えて破裂させるのが、空気中に浮遊する大気汚染物質です。
大気汚染物質には、自動車の排気ガスや黄砂、PM2.5などがあります。
花粉は、これらの物質と衝突すると破裂し細かくなります。
大気汚染物質と触れているので、花粉症を引き起こす花粉のことを「汚れた花粉」と呼ぶわけです。
そして大気汚染物質も、花粉症の症状を悪化させる効果を持っています。
今まで、とにかく杉滅べばいいと思っていましたが、どうもそういうわけではなさそうな感じです。
杉をどうこうするより、空気をきれいに保つことの方が大事な気がします!
空気清浄機って大切なんだなぁと感じるレポートでした。